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トコタンのひとり言(open)

No.1113 レーダー「勤労の美徳」  ( tokotan. )

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昔懐かしいイソップの「蟻とキリギリス」
色んな捉え方があるようですよ。
最後は、ペーソスで.....おっととと。本文をどうぞ.....


「勤労の美徳」

 日本人は従来、子供の頃に親から聞いたり学校で習ったりする童話やおとぎ
話を通じて、知らず知らずのうちに勤労精神を身につけてきた。イソップの
「蟻とキリギリス」もその一つ。元の筋はこうだ。

 冬の朝、腹をすかせたキリギリスが、夏に蓄えていた小麦を乾かしている
蟻のところへやってきて、小麦を少し分けてくれないかと頼んだ。蟻は、
「キリギリスさん、あなたは夏に何をしていたのですか」と尋ねた。

 キリギリスは、「私は怠けていたわけではありません。夏の間バイオリンを
弾き続けていました」と答えた。
 すると、蟻達は、「夏中バイオリンを弾き続けていたんだから、今度は冬中
踊ったらいいじゃないですか」と言い、穀物庫を閉めてしまった。
 そこで、話は終わる。

 ところが、これは、尾ひれのつけ方次第で、どうにでもなる。大きく分ければ
二つのパターンがある。一つは、歌を歌ってくれたキリギリスに同情し、蟻が
食べ物を分けてあげるというものだ。
 もう一つは、働き者の蟻だけが生き残り、夏に怠けていたキリギリスは死んで
しまうというパターン。

 多くの人にとっては、やはり、後者の方がなじみ深い。さらに、「一生懸命に
働かなければ食べていけない」という人生訓と重なる。
 特に、戦後の食糧難から高度経済成長期にかけて、この「勤労の美徳」という
教訓にはリアリティがあった。

 しかし、ビートたけしがバブル期に、この話を覆してしまった。「蟻は、働き
過ぎて過労で死んでしまいました。そして、キリギリスは、蟻が残した食べ物を
食べて楽しく暮らしましたとさ」。いかにもバブル期らしいジョーク。
 当時は、「24時間働けますか」という言葉が流行るほど、好景気に沸いて
忙しかった。その一方で、株や土地を保有する「バブル紳士」は、黙っていても
儲かった。真面目にコツコツ働くのがバカバカしくなったものだ。
 バブル経済は着実に、人々の勤労精神を蝕んでいった。

 そして、今では、結末はこうなるのか。
 「蟻は働く期がありましたが、働ける場所がなくて、自殺してしまいました。
蟻の食べ物を当てにしていたキリギリスも、一緒に死んでしまいましたとさ」。

 バブルの崩壊は、日本人が築き上げてきた「勤労の美徳」という物語までも
蝕んでしまったようだ。


************************************

なんだか、悲しい世の中になってきましたね。
でも.....
私はいつも、働く事が大好きで.....
働ける場所があることに感謝して.....
少し時代錯誤の骨董品かもしれないけど.....
そんな風に生きていきたいなぁ。

私の世代は絶対、怠けたキリギリスさんは、冬に困るって言う考えだったの。

でも、このコラムを読んでみて.....
キリギリスさんのバイオリンでひょっとしたら、癒されたのかもしれないな
なぁんて.....ね。
そう考えると、キリギリスさんは、少し可哀想な気も.....

このお話の色んな面が見えて.....
ちょっと得した気分〜〜!!

さて、あなたは?
何派?
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投稿日時:2003/07/15 17:21:47
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