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No.1290 レーダー「勘違い」 ( tokotan. )	読まれた回数 ( 9 ) \| 修正 \| 削除
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いつものコラムです。読んでいくとウンウンってうなずけます。言葉の、本当の意味を考えたいなぁ．．．．．「勘違い」　絵本作家・五味太郎氏。５８歳。出版をされた絵本はすでに３００冊を超え、その独創的な作風は、子供から大人まで、幅広いファンを持つ。　ただ、五味氏自身には、子供に読ませるために絵本を書いているつもりはない。自分が描きたいと感じ、おもしろいと思った事を絵本にし、世に送り出しているだけ。出来上がった作品を、子供が読もうが大人が読もうが、関係ない。「だって、大人が持っていて子供たちに無いのは、経験と身長とお金だけ。そのほかは、全部持っていますよ。人格も、個性も。大人が考えているよりずっと、幼い頃からね」と、今年６月放映のＴＢＳ系「情熱大陸」の中で、彼は語っていた。　その番組中、新刊の執筆依頼に来た若い女性編集者とのやりとりが、気になった。編集者「本嫌いな子供達に、本を好きになってほしいんです。そんな本を．．」五味氏「．．．。その考え方は間違っていると、僕は思うよ。君の言い方だと本嫌いな子供は悪いように聞こえるけど、本が嫌いな子供はなぜ悪い？本を読むことより他の事が好きだっていう事が、なぜ悪い？」　返答に窮した編集者に、五味氏は続けた。「別に君をいじめようと思って言っているわけではないんだよ。」そう言われた編集者が、五味氏に返した言葉を聞いて驚いた。彼女はあっさりと、こう答えたのだ。「いえ、全然大丈夫です」えっ？どうして大丈夫なの？「大丈夫」とは、迷惑を受けた被害者が返す「いえ、お気遣いなく」の言葉。編集者としての考え方の誤りを指摘し、諭した相手が悪いかのように「大丈夫」などと受け止められては、困るのだ。そのことに、彼女は気付いていない。だから、それを聞いた五味氏は、深いため息をつき、だまり込むしかなかった。　去る１５日、民事再生手続きを申請した九州のユニホームはほか小売り・リード九州が、再建を断念して破産を申請し、その理由を説明する文書を関係先に送った。曰く、その第一は、債権者の過半は再建を応援してくれるはず、と思っていたのに、続々と押し掛けて来た債権者の反応が、必ずしもそうでなかったこと。　第二は、社員に、会社再建にかけるやる気が感じられなかったこと。だから、なのだと。　悪いのは、自分じゃない、あなたのせい．．．．．「自分可愛がり」の甚だしい勘違いが、あらゆる世代、あらゆる場面で蔓延し、根付きつつある日本。　行く末が怖い。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊なかなか痛い所を付いているでしょ。確かにねぇ．．．．．自分のせいにすると辛いけど．．．．．人のせいにするのはもっと辛い気がするのだけど．．．．．今の世の中は変わってしまったのかなぁ。私ね．．．．．言い訳とか、あまり好きじゃないのです。結局、言い訳しても、起こった事は事実。なんだか、それから、逃げていくようで．．．．．嫌だなぁ。
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投稿日時：2003/11/05 12:52:34

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