ExciteサークルExcite

素直な自分が好きですか?   トップ > 練習場 > ご自由にどうぞ
ようこそ tokotan. さん! (あなたはサークルオーナー です) 
トコタンのひとり言(open)

No.1348 どこかの世界に.....   ( tokotan. )

読まれた回数 ( 16 ) | 修正 | 削除

≪前へ | 次へ≫
この間のヘルパーの打ち上げの時、94歳のお父様を看ている人が言うの。

何かボランティアでも良いから、ヘルパーしたいけどって。
でも、今父親を看ているから、無理かしらって。

前の講義の時に、他の先生に、そんな話をしたら、一週間に一度でも
他のヘルパーさんに来てもらって、あなたはまた他の人のヘルパーをしたらって。

そんな話を飲みながら話していたら、この先生も、「その考えに賛成」って。

なぜかというとね.....
そのお父様を看ている彼女がいうの。
「親の弱っていくのをみるのはとっても辛いのです」って。
もちろん、日常動作は、まだひどい介助がいるほどではないのだけど、
それでも、94歳ともなると、本当に辛いんですよって。

その気持、分かるなぁ。
私は父親の時そうだったもの。
癌だと言われたとき、特に自己中でもないつもりだった私が、なぜ?
なぜ父親じゃなくてはいけないの?なぜ?等と自問自答してしまいました。

先生も言うの。「親が死んでしまうなんて考えた事も無かった」って。
「弱っていくなんて考えてもみなかった」って。

私は、パパリンの両親の介護を少しだけさせて頂いたけど.....
これは、嫁だったから、できたのかも。

パパリンの父は、すごくしっかりした人で、毎日新聞をすみからすみまで
読み、日記を付け.....等という人でした。

その父が最後あたりに、少しぼーっとしてしまい、農家だったので、
飼っていた鶏の事を心配するのです。

「おい、鶏の餌はやってくれたか。体の具合は悪く成さそうか」って。
パパリンは、それは、それは、驚いてました。
何も言葉が返せなくて.....

私が、ドアを開けてでていって.....
「おじいちゃん、大丈夫よ。鶏はみんな元気だったから、餌も一杯あげたし
お水も代えてきたよ」って言いながら父の元に戻りました。

あの時のパパリンは、とっても悲しかったのだと思う。
親の老いをみるのはとっても辛いもの。
私の父は、老いないうちに亡くなってしまったけど.....
弱っていく父をみるのはとっても辛かったもの。

回想法でも、この間の先生でもいうの。
お年寄りの言うことは否定は、しないって。

現実の世界にいなかったら、今話している時代に私たちがいって上げて、
そして、その話を一生懸命聞いてあげればいいって。
そして、その時の楽しい事を思い出して.....少しでも、痴呆の進行が
遅くなればってね。

現実の世界から、またその方の世界に入るのも、ひょっとしたら.....
たのしいかもしれませんよ.....


≪前へ | 次へ≫
投稿日時:2003/11/18 12:44:43
リストへ戻る | このトピックに返信


お問い合わせ - 規約 | エキサイトホーム - Woman.excite - Auction.excite

Powered by OnNet
ClubForYou Ver. 3.0 Copyright(C) 1999-2006OnNet Co., Ltd. All rights reserved
Copyright © 1997-2006Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved. 免責事項

inserted by FC2 system