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トコタンのひとり言(open)

No.1441 鈴の鳴る道  ( tokotan. )

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この詩集知ってますか?
星野富弘さんという方の詩集なんですが.....

お若い頃、体育の先生で会った彼は、模範演技の着地に失敗して、首を骨折します。
手足の自由が利かなくなって.....口で絵筆をもち、素敵な絵を書いてます。

彼は首で運転する電動車椅子に乗っていますが、でこぼこ道が、大嫌いでした。
首をのせているためひどい震動を頭に受けます。
ある時もらった鈴を車椅子につるし、でこぼこを通りました。

鈴がチリ〜ンとなり、その響きが澄んだいい音で、また引き返し、今度はすすんで
でこぼこを通りました。

私達は誰でも困難がある。
しかし見方を変えれば、困難も楽しみに変えることが出来ると星野さんは言っています。



星野富弘 著 “鈴の鳴る道”より


のろくても いいじゃないか
新しい雪の上の歩くようなもの
ゆっくり歩けば 足跡が きれいに残る


鏡に映る 顔を見ながら思った
もう 悪口を言うのは やめよう
私の口から出た言葉を 一番近くで聞くのは 
私の耳なのだから


泥だらけになって じゃがいもを掘っていた時
ふと見上げた空が 
手でさわれそうなほど近かったことを憶えている
高い所にあこがれ 山の頂に立った時
なんにもない空が 
果てしなく遠かったことを憶えている


今日も また一つ 悲しいことがあった
今日も また一つ うれしいことがあった
笑ったり 泣いたり 望んだり 
あきらめたり にくんだり 愛したり
そして これらの一つ一つを柔らかく包んでくれた
数え切れないほど沢山の平凡なことがあった 

***************************************

悲しいことも、嬉しいことも.....
なんだか、色々な感情をもてるのも.....幸せなんですよね。

今日はちょっと真面目なトコタンでありました〜〜!!

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投稿日時:2003/11/30 21:19:23
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