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トコタンのひとり言(open)

No.2062 今日のいい言葉   ( tokotan. )

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 今日のいい言葉 2004年05月04日(火)
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「…どう死んだ?」
「どう生きたかをお話しましょう」

(映画「ラスト サムライ」)

話のどこを尋ねるか、
話のどこを答えるか…

その人となりが分かります。

ただ、それは言葉だけの問題でなく、
本当の関心や人間性が
現れたりすること。

「何歳?」
「仕事は何してますか?」
「どんな本を読みます?」

初対面の人などに、
思わず尋ねてしまうこんな質問に、
本当の興味のありかや、
逆に何の興味もないことが
見えたりします。

「どう死んだ?」
「どんなふうに生きた?」

似ているような質問だけど、
人間にどれだけの興味をもっているか、
本当のところがわかるように思います。

ものごとの本質に、
興味のある人間でありたいな、
と思います。

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実は少しだけ書きたいなぁと思っていたことが先週ありました。

回想法の先生から毎月送られてくる「はふり」という会報があるんです。
この「はふり」とは、古代日本語で、
「祝・はふり」「葬・ほふり」と書き、同じ意味を持ちます。

中国文化の影響で、意味が分化しましたが、すべての人にとって天寿が祝いで
あることを祈って命名されたとか。

この会報の中で、ある方のお話が書いてありました。
前にここでも書き込みをしたのをどなたか覚えていらっしゃるかしら。

回想法の勉強会の後、お友達のおうちで食事をご馳走になってご両親と、北海道の
お赤飯をいただいてびっくりしたという話。

あの時、お元気だったお父様がお亡くなりになったというお話です。
びっくりしてしまいました。
お会いしたのは、確か年末だったと思うのだけど.....
凄くお元気で、お病気なんて思いもしませんでした。
でも、余命宣告されていらしたようです。

先生のお話があまりにも素敵なのでそのまま書いてみますね。

**************************

生前、何度も楽しくお酒を交わし、昔話に花を咲かせました。
2月にお会いしたのが最後となりました。
医師より余命告知を受けられ、お寺巡りや家族旅行、友人との心ゆくまでのおしゃべりを
楽しまれました。

定年退職をしたばかりで、次の仕事も決まっていたのですが、
そうしたことを綺麗に整理されゆったりと旅立たれました。

根っからの営業マンで「いすず自動車」を愛し、いすずトラックの販売に情熱を傾けておられました。
入社の動機が「トラックを扱いたい」というのですから実に「トラック野郎」ですね。

JRに60台のトラックを納入したときの喜びを話される満足気な笑顔が光ります。
しかし、人生の中で一番充実したと言うか、辛かったと言うか、面白かったことは何か、と
たずねると「そりゃ、明治村の消防車だね」と答えてくれました。

「ポンプ車会社とタンク車会社の仲が悪くて、困ったもんだ。」
「え!? トラックという完成された商品を販売するのではないのですか。」
「うちは、シャーシ(車台)を作る会社だから、その上に何を載せるかが勝負なんだ。」
「それにしても、ポンプとタンクは同じものだと思っていましたが・・・」
「それが違うんだな。ポンプ車とタンク車は別々のものでいっしょにはできない、という
業界常識の壁があって、これをどう打ち破るかが大変だった。結果的には、
両社の仲をとりもつのが本当の営業魂だったというわけだ。

これで火災の初期消火の6分を有効に使えるので、文化財をかかえる地区で
このタンク付ポンプ車に人気が出たことも嬉しいね。」

笑顔で語る○○さんは、本当に充実した人生であったことでしょう。
愛知県の明治村を訪れたら消防車にも注目しましょう。
○○さんが造られた消防車です。

がんは、神様がくれたプレゼントという言い方があります。
それは誰でも必ず訪れる死の時を教えてくれるからです。
早いか、遅いかだけの違いです。

ある日突然死が訪れたら、やり残しがたくさんあったでしょう。
しかし、亡くなる2ヶ月前まで、大好きな日本酒を楽しみ、大いに
おしゃべりし、小旅行にも出かけ、ベットについてからほぼ1ヶ月で
息を引き取りました。

じっくりと自分の人生を見つめられたことに、羨ましささえ感じます。  合掌

***********************

人の生き方はさまざまですが.....
本当にこのお父様は素敵な方で.....
私はこの方に関わらせていただけたご縁を、心から嬉しく思ってます。
そして、心からの合掌.....

    トコ


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投稿日時:2004/05/04 08:44:38
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