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トコタンのひとり言(open)

No.2297 信頼.....   ( tokotan. )

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最近、私は色々なことがあり、その後、信頼できる人たちが増えました。

それも何かの事がらがあるたびに、信頼の経験値というのかが増えているのです。

これってなんだろなぁ.....と、考えて帰りの電車に乗ってました。
その前に、ちょっとだけ、本当に信頼されてる?なんていう気持ちも
心をかすめたのも事実。

と〜〜!!思い出したんですね。

「パーソナリティの理解」という科目の時に、心理学者の「エリクソン」という人が
唱えた「人生の8段階」の話.....
それぞれの段階にある、ライフタスク(人間の生活、生涯、生命にとっての重要な課題)についてです

この第一段階は、乳児期なんですね。
この課題が「基本的信頼」と「基本的不信」なんです。

ちょっと難しいけど、そのまま書いてみます。

この段階で学習しなければならない基本的心理・社会的態度は母親を通して
自分の世界を信頼できるようになることである。

基本的信頼感とは、他者は基本的には暖かい存在であり、自分には価値があり
自分が生きているこの世界は居心地がいいという感覚と考えられる。

しかし、同時に不信の感覚も獲得する必要がある。
人はある状況に入り込む時、そこがどれだけ信頼でき、どれだけ不信感を抱かなければ
ならないかを見分ける必要があるからである。

問題は基本的信頼感が、不信感を上回って獲得されることなのである。
エリクソンは、「実際には信頼と不信とが、一定の割合で基本的態度に含まれる
ことこそ、決定的要因になる」と述べている。


なんだか、こ難しいですが.....
こんな風に先生から聞いた気がします。
確か前にも書き込みしたと思いますが、もう一度話させてね。

赤ちゃんがいますよね。
目も良く見えない。
でも、カンガルーケアといわれる、出産したばかりの赤ちゃんを臍帯がついたまま、
離すと、一生懸命お母さんの胸を捜してのぼっていくのですよね。
そして、たどり着いてお乳を吸う。
母親にとって出産後、初めての母性本能の始まりです。

そして、赤ちゃんは、お乳を飲みながら、考えるんです。
「あぁぁ、おいしい.....あったかいお母さんの胸、信頼してもいいかなぁ」と。

次の日、なんだかママのご機嫌が良くないみたい?
パパと喧嘩でもしたのかしら?なんだか、今日のお乳はおいしくないし、
ママの抱き方も昨日と違う。
ひょっとして、ママは嫌な人かも??と、不信感が芽生える。

また次の日、ご機嫌の直ったママのおっぱいは、とってもおいしくて、
抱いてくれるのも優しいし、なんだか、いいにおいもするし.....
やっぱり、ママは信頼できるなぁ。

なぁんてね.....こんな風に赤ちゃんは、毎日信頼と不信を繰り返しながら、
絆を深めていくんですね。


ちょっと違うかも知れないけど、そんな話を思い出したんです。
信頼してもいいなぁと言う人ができますよね。

私はそんなとき、自分から信頼をすることにしてます。
自分の大切な話をしたり、とにかく、相手を信じることからはじめています。

でも、もともとが良く知らないもの同士の時は、またちらりと、信頼をほんのちょっとだけ、考えてしまうことがあります。

実は、それは、すごく相手に失礼かななんて思っていました。
信頼したなら、すべて信頼しなくてはいけないって。
だけど、そうじゃないんですね。

これは、小さな信頼と言う種を育てていくこと。
芽が出て、少し大きくなって.....
でも、途中では台風がきて倒れるかもしれない。

それでも、生き残ったものは、また大きくなっていく。
また、時には、誰かが引き抜こうとするかもしれない。

それでも、根強く生き残ったものは、また大きくなっていく。
困難に打ち勝ったものは、どんどん幹を強く太く.....
根を、深く広く.....

そう考えると.....とっても気が楽になりました。
信頼をしながら、少し不安にもなりながら、それを乗り越えて、また一段階大きく成長する。
そんなものかもしれないですね。

友達関係は、そうやって友情を深めていくのではないかなぁ。

なんて、自分なりに、ちょっと考えてみました。

みなさんにも、そんな経験はないですか?
彼のこと、彼女のこと、わかっているようで、ちょっと知らない部分が
見えたとき、不安になりながら、それを解消してまた信頼をしていく。

この過程がなんだかいいなぁと。

勝手な解釈をして、エリクソン様には申し訳ないけど.....

私は、困難から築き上げた信頼感、大きく育てていきたいなぁと
今.....本当に思ってます。

  トコ

ps,文字の世界は特にですね。
読み手の心の状態がかなり受け取り方のウェイトを占めますよね。
でも、言えることは、信頼感って、根底にあれば、何でも乗り越えられるんじゃないかな。
私は.....そうだなぁ。





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投稿日時:2004/09/10 03:38:43
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