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No.251 （泣き本）「翼」を使える人、使えない人．．「このままでいいのかな」．．． ( tokotan. )	読まれた回数 ( 11 ) \| 修正 \| 削除
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『「このままでいいのかな」．．．そんな声が聞こえてきたら』二十代項半ともなると、独身女性のほとんどが自分の将来に何かしらの不安を抱くものです。友達が結婚を次々に決めていくと、自分だけが取り残されていくような気も地になってしまう。その友だちに子供ができると、気軽に会って話をする機会も少なくなる。付き合っている恋人はいるのだが、結婚となるとなかなか踏み込めない自分がいる。その一方で、職場では後輩に仕事を教える立場になり、責任も増してきたけど、今の仕事にはあまり興味が持てない。仕事をやめたいと思ったりすることもあるけれど、今より面白くて給料のいい仕事が見つかるとも思えない。自分が本当にやりたいこともはっきりわからない．．．．こういう感覚を、精神医学では「不全感」といいます。そこから、抜け出せないでいる人の状態は、たとえていえば、木と木をこすり合わせて火を起こすのと似ています。せっかく煙が出てきたのにもうしんどいからといって、途中でやめてしまったのでは、また一からやり直さなければなりません。この時の、ぶすぶすくすぶった状態が不全感から抜け出せない人の心の状態です。真剣に火を起こそうと思ったら、髪の毛が乱れ様が、汗がしたたり落ちてこようが、どんなに疲れていようが、途中で手を止めてはいけないのです。その姿は、傍から見れば格好悪いかもしれませんが、格好なんて気にしていたら、いつまでたっても火など起こせません。でも、火を起こせた時の喜びは、何物にも変えがたいものでしょうし、それまでの疲れがいっぺんに吹き飛んでしまう爽快感も味わえることでしょう。人生も、仕事も、恋愛も、同じ事です。何をやっても面白くない、つまらないとという時には、逆に、ひとつの事に思いっきり没頭してみる。ブツブツ文句を言って見たところで、状況は何も変わりません。それよりも、目の前の課題に一生懸命取り組んでみる。それが、いずれ新しい展開を生む原動力となるのです。
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投稿日時：2002/04/23 06:11:28

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