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トコタンのひとり言(open)

No.2582 私の友達が......Re:2578-父の匂い・・・・・   ( tokotan. )

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この私の書き込みを見て......
亡くなったお父様の事を書いていらっしゃいます。

とても温かくて自然な言葉で......
良かったら見てくださいねっ

http://www.doblog.com/weblog/myblog/32516


>電車の中でふっと・・・・・
>父の匂いがしました。
>
>父の匂いは石鹸の匂いと結びつきます。
>おかしいでしょう?
>
>帰りの電車で、その匂いの中で父を思い出してました。
>
>小さい頃の私・・・・・
>いつも父に抱かれている写真です。
>父が、何かおもちゃをくわえたりして私をあやしていたり・・・・・
>ほっぺにチュッとしたり・・・・・
>ほら、煙突〜〜!!といいながらタバコの煙を口に含み、人差し指で
>ほっぺを抑えるのです。
>そうすると、ドーナツのような煙が・・・・・
>
>セピア色の写真の中に父がいます。
>
>冬の夜は、お風呂やさんにネンネコをかけて私をおんぶし・・・・・
>少し大きくなると、いつも男湯で一緒に遊んでました。
>
>石鹸でいつまでも遊んでいるのでどれだけ母に叱られたか。
>そのたびに父が言うのです。
>そんなに怒らなくても、楽しく遊んでいたのだから・・・・・と。
>父と母の喧嘩はいつも私の話題だったように思います。
>
>大きくなっても社宅と倉庫をかねていた家にはお風呂が無くて、お風呂やさんに
>三人で下駄を鳴らして歩いていったんです。
>父の後ろで、まねをしてガニマタで歩くんですね。
>恥ずかしいという事はまったく無かったし・・・・・
>
>お嫁に行く前の日は、三人で川の字に寝ました。
>
>そして・・・・・花嫁衣裳で「今まで育ててくださって・・・・・」と
>言おうとすると、すぐにどこかに「あっ、そういえば・・・・・」と
>離れてしまって結局挨拶らしいものは何も出来ませんでした。
>
>父にとって私は本当に宝物だったのよねぇと、今でも母はよく言ってます。
>
>そんな父ががんに侵された・・・・・
>
>私は、毎日神様を恨んでしまいました。
>なんで?なんで?父じゃなくては?と。
>あの時は悲しかったですね・・・・・
>というのか、言葉に表せないものでしたね。
>
>昔・・・・・
>機械やさんだった父は、細かいお菓子の包装機械を作っており、父の手は
>いつも油がにじんでました。
>時には、何か鉄の破片が刺さったといい、よく私が取ってあげてました。
>
>そんな父の手だったから、仕事を終える時の父はいつも綺麗に石鹸で手を洗い
>帰ってくる父は石鹸の匂いと、少し残った機械の油の匂いがしました。
>
>その父の手・・・・・
>入院している間に、指紋にしみた油が少しずつ綺麗に・・・・取れていくのです。
>入院中、毎日手を拭いてあげるたびに・・・・・
>綺麗になっていく父の手を見て涙が止まらなかった・・・・・
>
>なんだろうなぁ・・・・・
>今日は父の事がやけに思い出されます。
>と・・・・・思ってカレンダーを見ると・・・・・
>来週は父の誕生日なんです。
>
>最近忘れているだろう?と・・・・・寂しがっているのかも。
>
>父の宝物だった私も、また可愛い宝物が出来・・・・・
>そして、その宝物も・・・・・
>
>人はなんだかいいですね・・・・・
>
>   トコ
>
>
>
>
>
>
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投稿日時:2005/02/04 08:26:21
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