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トコタンのひとり言(open)

No.3219 ボイスセラピーA.....(いのちの最後の夜を演じる) 「ぶたばあちゃん」   ( tokotan. )

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「ぶたばあちゃん」

 文マーガレット・ワールド
 絵ロン・ブルックス

ぶたばあちゃんと孫娘は二人で暮らしていました
二人は 何もかも 仕事まで 仲良く分け合いました

孫娘は、とうもろこしとオート麦が苦手でした。
おばあちゃんは言います。「体にいいのよ。私が元気なうちに全部食べられるようにしなくちゃ」と。
だから、孫娘は、おばあちゃんが長生きするなら、朝も昼も晩も、とうもろこしとオート麦を食べるんだ」と決意します。

ある朝 ぶたばあちゃんは くたびれたと 起きてきませんでした
孫娘は、おかゆとトーストをベットに運びます。
でも、おばあちゃんは、昼も夜も眠り続けていました。

その間、孫娘は、まきをわり、かまどを掃除し、色々な仕事をこなします。
口笛をふこうとするのですが出てくるのは「さみしい.....」という声ばかりです。

次の日 ぶたばあちゃんは 起き出し 「 したく 」をするために 出かけます
借りていた本を 図書館に返し 口座も閉じ、電気代、八百屋さん、と次々支払いをすませます

家に戻り 孫娘に財布をわたし 「大事にして かしこく使うのよ」と言いました
「わかったわ」と孫娘はにっこり笑おうと思うのですが、口元がただ、ふるふると震えるだけでした。
「泣いちゃだめよ」とおばあちゃんが言うので「ええ、約束するわ」と言うのですが、それは生まれてから今までのうちに、「一番難しい約束」でした。

そしてその後、二人は、外に出て、あちこちを回り、こころゆくまでまで ゆっくり町をながめ 耳をかたむけ においをかぎ 散歩します
夜遅くなって、家に戻り、孫娘はおばあちゃんのベットに行きます。
「ねっ、おばあちゃん、覚えている?ちっちゃくて怖い夢を見たとき、ばあちゃんはいつもぎゅうっと、抱きしめてくれたよね」
「おぼえてるとも」
「今夜は私がばあちゃんのそばにいて、ぎゅっと抱きしめていたいの。いい?」
「もちろんだとも」

そして、孫娘は、明かりを消し、そよ風を迎えるために窓をあけ、つきの光を迎え入れるためにカーテンを開きました。

そして、孫娘は、ばあちゃんのベットにもぐりこみ、ぶたばあちゃんを抱きしめました。
ばあちゃんと孫娘は朝までしっかりと抱き合っていました。

***************

いかがですか?
私は途中で、ぐっと胸が詰まってしまい.....
色んな事を考えました。

前に「おじいちゃん」という絵本を紹介しましたが、あの時も.....胸に詰まったのでしたよねぇぇ。
こういうのは、苦手なんだけど、でも、しっかりと向き合おうと思ってます。

この日のテーマは、
>そして、孫娘は、明かりを消し、そよ風を迎えるために窓をあけ、つきの光を迎え入れるためにカーテンを開きました。

.....の、後にどんな言葉を自分達なら続けるか.....というワークをしました。
ぶたばあちゃん、孫娘、ナレーターの役でです。
中々みなさん、迫真の演技で.....見ている私は、ウルウルしてしまいました。

昨日の振り返りシートは、
「自分が読んだ時、自分の声をどんな風に感じたか」
「自分の最後にどんな言葉をいいたいか」
「自分はどんな言葉を掛けたいかむというものでした。

私は.....
いつも結構沢山かくのですが.....
今回は、「今までありがとう」と、その「ありがとう」という言葉に色んな意味を込めたいと思ってます。

みなさまは、いかがですか?
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投稿日時:2007/03/26 22:44:02
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