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トコタンのひとり言(open)

No.3228 ボイスセラピー .....Aスピリチュアルペイン(痛み)について  ( tokotan. )

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詩篇の花束のあと、スピリチュアルなお話を.....
今回は「スピリチュアルペイン(痛み)」についてです。
ちょっと奥が深い話なので、何度かに分けて話してくださるようです。

窪寺俊之「スピリチュアルケア学序説」より

・スピリチュアルペインとは
人生を支えていた「生きる意味」ゆ「目的」が、死や病の接近によって脅かされて経験する苦痛です。
特に、死の接近によって「わたし」意識がもっとも意識的になります。

@心理的要因.....不安、憎しみ、無力感など感情や情緒的な要因です。
(マイナスの気分がきっかけになっていったりします)

A哲学的要因.....「なぜ?」、懐疑、生きる意味、苦悩など
(私は何のためにいるの? 役割があるの? 大切に思われているの?と、色々考えます)

B宗教的要因.....死後のいのち、裁き、罪責感
(死んだらどうなるのか?楽になるのか?など.....)

また.....柏木哲夫「死にゆく患者の心に聴く」より

・スピリチュアルペインの分類
霊的な痛みというより「魂の痛み」というもののほうが分かりやすいでしょうか。

@人生の意味への問い.....「これまで何のためにいきてきたのかわからない」
(無力感や、敗北感のようなもの?)

A価値体系の変化.....これまで持っていた価値体系が大きく変化することで、地位や名誉に価値を置いていた人が、それらが無価値であると思うようになること。
(男性が多いかも?社会の中で、地位や名誉などを重視していた人が、病になったり、災害にあったりとすると起こりやすいものらしいです)

B苦しみの意味.....「なぜ自分がこんなにくるしまなければいけないのか」「この苦しみには意味があるのか?」という今強いの痛み。
(自分だけがこんな状況だ。自分にはつらいことばかりがある)

C罪の意識.....病気になったことに関して、罪の意識をもったり、家族に対して迷惑かけること
(何か自分がしてきたからか。こういう自分だから不幸か)

D死の恐怖.....「死ぬのが怖い」という恐怖は精神的というよりは、スピリチュアルな部分からくる。
(体がなくなる。死んだ後がわからない。見えない)

E神の存在への追求.....死へのプロセスは限りなく宗教的なプロセスである。それまでほとんど宗教に関心の無かった人が、自分の死を意識した時、宗教的になる場合がある。
(祈る。拝む。人生を振り返る)

F死生観に対する悩み.....死はすべての終わりであって、死んだ後には何も残らないと、元気な頃に思っていた人が、死が近づいたことを体で感じ始めたとき、急に恐怖を抱き始めることがある。

すこし重い事を書きましたが.....
今書いていて思い出しました。
私の回想法の原点は、こういう終末医療の現場で、「いかに今まで自分自身、いろんなことをしてきたか」と振り返る回想録を作ることでした。
「あるある探し」をいっぱいしていただいて、自分の生きてきた人生の意味をきちんと納得していただくもの。
最初の時、なぜか身震いした事を思い出しました。
それが、逃げたいというものでは全くなくて、「頑張ろう」と思ったのですから.....その頃、弱虫、怖がりだと思っていた自分がとっても不思議だったんですね。

今思うと、こういう事がすでに、先の目標として神様が与えてくれていたんですねぇ。
ほうぅ。

その心の奥には、いつも「終末の父にもっと自分ができることはなかったのか」という思いが、あったのかもしれません。

来週はどんな風に進むのか.....ちょっと気持ちの引き締まる思いです。
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投稿日時:2007/05/20 12:21:47
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